14 Nov, 2018 filed in:
Org Theory | Serviceここ数ヶ月スランプ状態ですが、いくつか章を執筆した書籍が出ました。スランプは年内には状況を好転させたいと思います。
Yamauchi, Y. (2018). Service as Intersubjective Struggle, In Maglio, P. P., Kieliszewski, C. A., Spohrer, J. C., Lyons, K., Patricio, L. & Sawatani, Y. (Eds.). Handbook of service science, Volume II. New York: Springer.
https://www.amazon.co.jp/dp/3319985116
https://www.springer.com/us/book/9783319985114
鮨屋の研究から始まった「サービスとは闘いである」というテーゼを論じたものです。このような大きな研究プログラムを論じた論文はジャーナルには載せにくく、自分で本を書くか、このような本の章にするかがベストなアウトレットとなります。このハンドブックはサービス科学のコミュニティで中心的なものですので、ちょうどいい機会でした。しかしながら、私の章は一番最後に申訳なさそうに置かれてしまいました。内容が他の章で議論されているようなものと全く異なる、というか完全に反対の議論をしているので、ハンドブックに収まりきらなかったのだろうと想像しています。わかっていたこととは言えとても残念です。しかしその前にそもそも価格が高すぎて誰も買わないだろうと思います。
Holt, R., & Yamauchi, Y. (2018). Craft, Design and Nostalgia in Modern Japan–The Case of Sushi. In E. Bell, G. Mangia, S. Taylor, & M. L. Toraldo, The Organization of Craft Work Identities, Meanings and Materiality. Routledge, London.
https://www.amazon.co.jp/dp/1138636665
https://www.routledge.com/The-Organization-of-Craft-Work-Identities-Meanings-and-Materiality/Bell-Mangia-Taylor-Toraldo/p/book/9781138636668
これはRobin Holtと一緒にやっているクラフトのプロジェクトで、ひとまず鮨に焦点をあてて書いたものです。最近クラフトへの注目が集まっていて、その動きをさらに加速させようとする本です。まだ研究の成果が出ておらず、まず我々の考えていることをまとめる機会として書きました。こちらはなんと一番最初の章になっています。研究者コミュニティの中心にいるRobinの地位を反映しているのは疑いないのですが、独自の成果が出ていないため一般的なことしか書けなかったということの裏返しでもあります。ただし、少しマシとは言え誰も買わないような値段です。
自分の研究が他の人が考えていることを180度逆転させてしまう内容であり、そのままではほとんど理解されないことはよくわかっているのですが、それをわかりやすくかつ利用可能な形で書けない自分の限界を乗り越えることができません。なんとかがんばって書き続けたいと思います。
13 Mar, 2018
// English below
フランスのレストランにおいて食事やワインなどの注文場面をビデオに記録しました。そのデータを分析するにあたり、フランス語がネイティブな方のアシスタントを探しています。業務内容- ビデオを見ながらチームで分析するときに、参加してもらいフランス語に関して質問に答えていただくこと。平日の昼に吉田本部キャンパス行います。日程は柔軟に決定します。
- 一部分について書き起こしが不足しているところを書き起こしていただくこと。基本的には専門家に外注して書き起こしてもらっています。
雇用形態- 週3から5時間(月12から20時間)程度を想定しています。
- 大学規定の時給となります(例えば学部生なら1,000円/時間など)。
- ひとまず期間は4月から7月4ヶ月を想定しています。
条件- フランス語がネイティブで、日本語あるいは英語で議論ができる方。
- 特にフランスの伝統的なレストランでの食事やワインの会話に抵抗のない方。
- 留学生の方は、資格外活動許可を取得していること。
- 上記の時間勤務ができる方(週28時間の規定があるので、他の仕事で埋まっていないなど)。
- 京都大学に限らず、他大学の学生でも可。就労ができるなら学生でなくても可。
連絡先:
山内 裕 / yamauchi@gsm.kyoto-u.ac.jp
We videotaped conversations when customers placed food and wine orders in a classical restaurant in France. We are looking for a French-speaking assistant who can help us analyze the data.
Job description
- When the research team will view and discuss the data together, the assistant will participate and answer questions, etc. This will take place during the day in Yoshida Campus. The meetings can be scheduled flexibly.
- The assistant may be asked to transcribe some parts of the data although we hired a professional researcher for transcription and English translation.
Employment
- 3 to 5 hours of work per week (12 to 20 hours per month)
- The hourly rate is determined according to Kyoto University rules, e.g., JPY1,000/hour for undergraduate students.
- The duration of employment is between April and July—we may well continue in Fall.
Requirements
- A native French speaker who can also speak Japanese or English.
- Some familiarity with conversations on food and wine at a classical French restaurant.
- Permission for part-time job in case of a student
- Should be able to work for the above hours—for instance, students cannot work more than 28 hours / week.
Please contact me at yamauchi@gsm.kyoto-u.ac.jp.